弊社にご来店して頂くお客様からの質問で最も多いのが、「一人暮らしにかかる初期費用はどれくらいなの?」です。
大学生、新社会人で初めての一人暮らしをする方にとっては「初期費用がいくらかかるのか?」はとても大事な部分です。

そこで今回は一人暮らしの初期費用について書きます。



結論から書きますが、賃貸の入居時の初期費用はおおよそ「家賃×5.5ヶ月分」もしくは「家賃×6ヶ月分」となっております。

初期費用の内訳

※家賃10万円、敷金1ヶ月分、礼金1ヶ月分、保証会社1ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分の場合(月初め入居)


前家賃…10万
(例:7月1日から入居の場合は6月中に7月分の家賃を支払う)

敷金…10万
敷金とは予め大家さんに預けるお金です。退去する時に原状回復のためのクリーニング代修繕費用が差し引かれ、残金が戻ってきます。
※敷金が全額戻ってくるケースはほぼありません

礼金…10万
契約時に大家さんに支払うお礼のお金です。
※敷金は全額ではありませんが戻ってきますが、礼金は戻ってきません
※ちなみに関東では「敷金・礼金」ですが、関西では「保証金・敷引き」と呼び、ほぼ同じようなものだと思ってください

保証会社…10万
賃貸契約では借主が家賃を滞納した際に代わりに支払ってくれるのが保証会社です。
以前は連帯保証人が立てられない場合に保証会社を使うのが基本でしたが、現在は物件の90%以上は保証会社が必須となっております。
※初回契約料は家賃の0.5ヶ月~1ヶ月、その後は1年もしくは2年の更新ごとに1万円前後の金額が一般的です

仲介手数料…10万
仲介手数料は物件を紹介した不動産屋に支払うお金です。
※賃貸契約の場合は家賃の1ヶ月分+消費税が一般的です(物件によっては0.5ヶ月やゼロということもあります)

火災保険…1~2万
火災保険の加入は義務となっています。火災保険は火災だけでなく地震にも対応しています。
※火災保険の金額は場所や建物構造によって異なります

鍵交換費用…1~3万
新しい借主が入居する時に鍵を付け替えるお金です。
※国土交通省のガイドラインでは鍵交換費用は貸主負担となっていますが、実際は借主負担が一般的です
※シリンダーキー(よく見る普通の鍵)は約1万5千円、ディンプルキー(防犯性の高い鍵)は約2万3千円ですが、マンションのカードキーなどはもっと高額となっています


合計 55万円
※家賃10万円、敷金1ヶ月分、礼金1ヶ月分、保証会社1ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分の場合です(月初め入居)
※上記以外に引越し代などを含めると約55~60万円くらいになります


【結論】
賃貸の入居時の初期費用はおおよそ「家賃×5.5ヶ月分」もしくは「家賃×6ヶ月分」となります
※敷金や礼金が2ヶ月の場合はもっと高くなります


初期費用に追加して家電、家具、生活用品の購入が必要になりますが、更にお金がかかってしまいます・・・。
ですから引越し当初は実家から持ってきた物や出来るだけ安い物購入して使用するのが良いと思います。お金を貯めてから自分の好きな家具や家電を少しずつ増やしていくことをオススメします。


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