賃貸でお部屋を探す際に重要なのが①家賃、②間取り、③立地(駅までの距離など)、④築年数などですが、もう1つ大切なことがあります。
それが「お部屋がどの方角を向いているのか」です。
そこで今回は「東西南北、どの方角が良いのか」、「方角別のメリット・デメリット」などをご紹介します。
お部屋の方角ってどういうこと?
マンションやアパートなどの集合住宅の賃貸の場合は、ベランダやバルコニーや大きな窓が付いている方角で「○向き」と決まります。
戸建(一軒家)の場合は大きな窓が幾つか付いているので、基本的には洗濯物を干せるベランダの方角で「○向き」となります。
スーモやアットホームなどのポータルサイトでは「主要採光面」などと記載されていますので、「主要採光面=方角」とお考えください。
人気のある方角は?
人気のある方角の順番は「南 → 東 → 西 → 北」です。
賃貸物件で同じ階数、同じ間取り、同じ広さなのに家賃が異なるケースを見た事があるかと思います。
そんな時は方角(主要採光面)の箇所を見てみてください。
おそらく南向きのお部屋は家賃が高く、北向きのお部屋の家賃が安くなっている傾向があります。(←絶対ではありません)
南向きのメリット・デメリット
◆メリット
・日照時間が長い
東西南北で日が最も日照時間が長いため洗濯物が乾きやすい、布団も干せる
・光熱費の節約
太陽が出ていれば、日が入り暖かいので暖房器具の使用も減らすことができる
◆デメリット
・日当たりが良すぎて暑い
夏場は暑いのでエアコンの為の電気代がかかる
・家賃が高い
同じ階数、同じ間取り、同じ広さでも家賃が高くなることもあります
東向きのメリット・デメリット
◆メリット
・朝から日が入る
朝から夕方まで太陽の光が入ります
・洗濯物が乾きやすい
朝に洗濯する昼間仕事の人や主婦には良い
◆デメリット
・午後に洗濯物を干すと乾きにくい
午後になると日光が入りにくいため
・家賃が高い
南向きの次に人気があるため、家賃が高くなることがあります
西向きのメリット・デメリット
◆メリット
・午後は冬場でも少し暖かい
午後から夕方にかけて日が入るため、冬場でも少し暖かい
◆デメリット
・午前中は寒い
午後に日が入るため、午前中は涼しい(特に冬場は寒く、夏場は暑い)
北向きのメリット・デメリット
◆メリット
・家賃が安い
同じ階数、同じ間取り、同じ広さでも家賃が安くなることがあります
◆デメリット
・部屋が暗い
日中は日が入らないので、部屋が暗くて、室温も低い
・結露が起きやすい
冬場はエアコンやストーブなどの暖房器具を使用すると室内と室外の温度差が大きくなり、結露が起きやすい
・洗濯物が乾きにくい
日当たりが悪いから洗濯物が乾きにくい
・カビが繁殖しやすい
水回りは湿気が抜けにくいので、カビが繁殖しやすい
まとめ
「東西南北、お部屋はどの方角を向いているのが良いの?」と私が聞かれたら「南 → 東 → 西 → 北」と答えます。
しかし、東京などは南向きのお部屋でも目の前に高層マンションやビルが建っていて日差しが入らないケースも多くありますので、一概に東西南北のどの方角が良いのかということは分かりません。
賃貸の場合は内見時に自分の目で現地の環境を確認することが大切です。
そして自分のライフスタイルに合ったお部屋を決めるようにしましょう。
例えば、自分の仕事が昼間もしくは夜勤によっても違います。
昼間ならば南向き、東向きが良いのですが、夜勤ならば西向きでも問題はないと思います。
また角部屋は2面からの採光もある場合もあるので、方角はあまり関係ないケースもあります。
賃貸物件を探す際は家賃、間取り、立地(駅までの距離など)、築年数で候補を絞り、実際に内見で現地の環境(日差し)や周辺環境などを確認して下さい。
……とは言っても、内見の30分や1時間では全てが分かるはずがなく、実際に住んでみないと分からない事だらけです。
そのあたりは運が左右のは仕方がないことです。
内見に時間をかけるのは良い事だと思いますが、時間をかけすぎると他の人に先を越されてしまうこともあるので…………これは難しいところですね(笑)
自分のライフスタイルに合ったお部屋を探しましょう。
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