「相続で土地を入手したけど、使う予定がないからどうしよう……売却しようかな?」

このような方が結構多いと思います。

自分で住むという目的があれば良いのですが、結婚などで既に自宅を購入している場合は売却するか貸すのが良いでしょう。
その時に気になるのが「この土地はいくらで売れるの?」です。

そこで今回は土地の価格の調べ方を説明します。




土地の価格の調べ方は大きく分けて3つです。

実際の取引価格から知る

公的機関の評価から知る

査定価格から知る

それでは細かく見ていきましょう。

実際の取引価格から知る

実際に売買取引された価格を「実勢価格」と言います。

これは自分でインターネット上で調べることが可能です。
国土交通省の「土地総合情報システム」というサイトの「不動産取引価格情報検索」というところから実勢価格を確認できます。

※情報が古かったり、掲載数が少ないこともあるので相場価格の傾向を知る際の参考程度にしましょう!

土地総合情報システムはコチラ ⇒ https://www.land.mlit.go.jp/webland/

公的機関の評価から知る

公的機関の評価には①公示価格、②基準地価格、③相続税路線価、④固定資産税評価額の4つがあります。


公示価格
国土交通省が発表している土地の価格です

基準地価格
都道府県が発表している土地の価格です

相続税路線価
国税局が発表している土地の価格で、道路に面した1㎡あたりの土地を1000円単位で記載されています
※公示地価の80%

固定資産税評価額
市町村が発表している土地の価格です
※公示地価の70%

実施機関実施目的実施時期価格水準の目安
公示価格国土交通省土地取引価格の指標毎年1月1日(発表は3月)
基準地価格都道府県土地取引価格の指標毎年7月1日(発表は9月)
相続税路線価国税局相続税、贈与税の算定毎年1月1日(発表は7月)公示価格×80%
固定資産税評価額市町村固定資産税、都市計画税、不動産取得税の算定3年に1度公示価格×70%


査定価格から知る

査定価格は不動産会社などが算出する推定価格のことで、土地の面積、所在地、形状などの情報をもとに査定額を算出します。

査定には電話などの簡易査定や実際に訪れる訪問査定などがあります。
訪問査定の方が簡易査定よりも精度が高いのですが、悪徳業者が安く査定することもあるので……訪問査定前に「実際の取引価格から知る」もしくは「公的機関の評価から知る」で事前に相場を調べておきましょう

ただし、実際の取引では土地の細かな条件によって成約価格が変わるので、自分で調べた相場は参考程度にしましょう

もっとも良いのは査定の場合は1社だけでなく、何社かに査定してもらうことをオススメします。
その際の注意点は「売り出し価格と成約価格は異なる」と覚えておいて下さい。
購入希望者からの値下げ交渉があった場合に備えて、売り出し価格を高めに設定しているケースがあるからです。

そして土地の価格は常に変動しているため、前回の査定から時間が経っている場合は最新の査定額を出してもらいましょう。

まとめ

土地の価格の調べ方として3つ(実際の取引価格から知る、公的機関の評価から知る、査定価格から知る)を簡単に説明しました。

自分で納得できる売買取引を行うには売りたい土地(買いたい土地)の相場を知っておくことが重要です。

そして信頼できる不動産会社を見つけましょう
先程も言いましたが、「売り出し価格と成約価格は異なる」ので1番高い査定額を出した不動産会社が良いというわけではありません。真摯に対応したり、親身に相談に乗ってくれる、実際に売ることに尽力する不動産会社を選ぶ必要があります
なぜなら、いくら査定額が高くても、実際に売れなければ意味がないからです。

土地の売却をお考えの際に参考にしていただければ幸いです。


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