昔の日本では終身雇用制度が当たり前でした。
終身雇用制度とは企業が倒産しない限り、定年まで雇用される制度の事です。

事の発端は1929年の世界恐慌の真っただ中、多くの企業は工場の稼働率が低下し従業員の解雇が増えていく状況でしたが、松下電機は従業員を解雇しないという方針を全く逆の政策で危機を乗り切り、その後急激な成長を実現させることが出来ました。

この「どんなに厳しい状況でも、従業員を解雇しない」という方針こそが終身雇用制度の元であり、他の企業も真似をしたことで、昔の日本では終身雇用制度が当たり前だったのです。

その結果、従業員は定年まで働くのが普通となったのです。

しかし、現在の日本では終身雇用制度は崩壊しています。
リストラだけでなく、自分のスキルアップ、給与アップの為に転職や独立する方も増えてきております。

そこで増えたのがフリーターです。
自分がやりたい夢の為にお金を稼ぐ方が増えたのです。


前置きが長くなりましたが、フリーターの方は賃貸契約ができるのか不安に思う人が多いようです。


結論から書きますが、フリーターでも賃貸契約(家を借りること)はできます
ただ正社員の方と比べると入居審査(保証会社やオーナー審査など)は難しくなります。
そこで今回はフリーターの方が入居審査などを通過しやすくなるポイントなどをご紹介します。



【入居までの流れ】

家を探す
 ↓
内見する
 ↓
気に入ったら入居審査
 ↓
審査に通る
 ↓
賃貸契約締結
 ↓
新しい生活が始まる


つまり、入居審査を通過すればOKというわけです。

以前はフリーターだと入居審査が厳しかったのは事実ですが、現在は終身雇用制度の崩壊や不景気によってフリーターが増えたこともあり、「入居希望者がフリーターだからダメ!」というオーナーさんや保証会社は減ってきています。ただし、先程も書きましたが正社員の方と比べるとフリーターは入居審査が厳しくなります。

フリーターが入居審査を通過するポイント

家賃は収入の25~33%くらい
入居審査は色々な項目をチェックされますが、最も重視されるのは「家賃の支払い能力」についてです。
収入に対して家賃が高すぎると、貸す側としては不安要素が大きくなってしまいます。その結果、審査落ちになってしまいますので、収入に見合った家賃の物件を探しましょう。

預貯金審査
フリーターは月々の収入が安定していません。例えば、病気や怪我でアルバイトを休むと収入は減少します。
そんな時は預貯金審査という方法があります。これは銀行口座にある程度のお金を貯金していて継続して家賃が払えると、審査側に安心感を与えられれば入居審査を通過できることがあります。ちなみに預貯金の目安は物件の家賃が2年間(24ヶ月)払える金額です。

(例)
家賃 5万円
5万円×24ヶ月=120万円

親や親族に連帯保証人になってもらう
最近は連帯保証人の代わりに保証会社を使用する物件ばかりですが、フリーターの場合は保証会社+連帯保証人を付ける方法が効果大です。
連帯保証人を付けることで保証会社やオーナー審査が通りやすくなります。ちなみに連帯保証人は親もしくは親族が有効です。

身なりをキチンとする
できるだけキレイで地味目な服で行きましょう。相手に真面目な印象を与えるのが大切です。この人なら住民とのトラブルを起こさないだろうという安心感が大切です。

態度、言動もしっかりとする
貸主側(管理会社やオーナーさん)は住民同士のトラブルを嫌うので借主の態度や言動をチェックします。




ここまで簡単に説明しましたが、結果的にフリーターでも賃貸契約(家を借りること)はできます。
しかし、残念ながら正社員よりは入居審査が厳しいのは事実です

ですがフリーターの方が入居審査を通過しやすくなる方法はたくさんあるので、入居審査でお悩みの方はぜひシエラ不動産にお問い合わせください。
お客様のご状況を聞いたうえで、最善の提案をさせて頂きます。素敵なおうちに住むために一緒に頑張りましょう!


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