不動産屋ではない人はあまり聞きなれない用語があります。
日本は今後高齢化社会になり相続などが増えてくると予想されるので、今回は土地でよく使われる用語をご紹介します。

ちなみに高齢化社会とは高齢化率が7%を超えた社会のことです。
高齢化率が14%を超えた社会は高齢社会、高齢化率が21%を超えた社会は超高齢社会と呼びます。
※高齢者とは65歳以上の人を指します



宅地
宅地とは建物の敷地に供せられる土地のこと!
都市計画法8条1項1号の用途地域内の土地であり、道路、公園、河川その他政令で定める公共の用に供する施設の用に供せられているもの以外が宅地となります。
なので建物を建てる目的で取引されている土地は宅地となります。実際に建物が建っていなくても、その土地に建物が建つ予定があれば宅地なのです。


更地
建物や建築物がなくて、使用収益を制約する権利のない土地のこと!
なので耕作されてない農地や樹木のない山林は更地ではありません。難しいところですが、建物が建っていないだけでは更地とは言えないのです。


整地
建物を解体したあとに大きな石や木くずなどを取り除いて重機で土地を踏み固める「転圧作業」を行なった土地のこと!
整地と更地は区別が非常に難しいです。


用途地域
建築できる建物の種類を定めた地域のこと!
また用途地域ごとの建物の種類に応じて容積率・建ぺい率などの建築規制が細かく定められています。

【用途地域の種類(全12種)】
・第1種低層住居専用地域
・第2種低層住居専用地域
・第1種中高層住居専用地域
・第2種中高層住居専用地域
・第1種住居地域
・第2種住居地域
・準住居地域
・近隣商業地域
・商業地域
・準工業地域
・工業地域
・工業専用地域


旗竿地(はたざおち)
公道に接する間口が極端に狭くて、細長く延びる敷地の先のまわりを他人の土地に囲まれている袋地があるような形状の土地のこと!
路地上敷地とも呼びます。
接道義務が定められているので、基準を満たしていない土地は一部例外を除いて再建築不可です。

※接道義務についてはコチラ⇒再建築不可物件の建て替えを可能にする方法


角地
正面と側面に道路がある土地のこと!
売買の時に価格が高くなる可能性があります。


造成地
住宅などを建設するために整備された土地のこと!
宅地の造成には切土(きりど)、盛土(もりど)、埋立、地盤改良などがあり、それぞれに応じて必要な土木工事によって住宅地としての環境やインフラを整備します。


境界
公的に設定された土地の境目のこと!
境界石は近隣とトラブルにならないようにする目的があります。
※境界石が存在しないケースも稀にあります



以上が土地でよく使われる用語です。
もちろん上記以外にもたくさんありますが、土地を相続した時などに参考にしてください。

また土地の地目を登記簿で確認すると、現状の地目と登記簿の地目が違うことはよくありますので、地目で困った時は土地家屋調査士に相談してみてください。


池袋駅東口から徒歩5分ほどの場所にある株式会社シエラ不動産です。
近くにはハレザ池袋・アニメイト池袋本店があるので、アクセスも分かり易いと思います。
初めての一人暮らし、新居探し、不動産の購入・売却など、不動産に関することは何でもお気軽にご相談ください。