以前に書きましたが、日本では年々空き家が増えています。
少子高齢化で人が減少しているので、これは仕方がないと思います。

それに伴い賃貸物件の空室も増加すると言われています。
誰だって新しいキレイな家を借りたいと考えるのは当然ですが、重要なのは古くなった賃貸物件をどうするかです。
これは不動産オーナー、物件を管理している不動産屋が意識して対策しなければならない問題です。



結論から書きますが、個人的には今後ルームシェア可能の賃貸物件が増えると予想しています。


ルームシェアとは?
⇒他人と一つの部屋を共有することです。

ちなみに結婚を控えたカップル、夫婦の同棲はルームシェアに当てはまりません。
つまり恋人、親族以外の人と暮らすことがルームシェアです。(例えば、友達同士など)


しかし現在の賃貸物件で「ルームシェア可能」というものは少ないのです。


その代表的な理由をいくつか挙げます。

・家賃滞納しやすい
基本的にルームシェアの家賃は入居者で分割しますが、誰かが退去となると残った人が家賃全額を払わなければならないから。

・知らない間に入居者が代わっていた
人の入れ替わりなどで契約当初の人ではなく、別の人に代わっていたなど。

・騒音問題
一人暮らしではなくルームシェアなので、たまり場になりやすく騒音問題に発展しやすい。


上記は一例ですが、このような問題が多いので現在は賃貸物件の「ルームシェア可能」は少ないのです。



そこで「ルームシェア可能」にすることで、今後多くの入居者を募ることが出来るはずです。
その際に大切なのが以下のものです。

・賃貸契約を個別(連名)にする
⇒代表者一人を決めるのではなく、それぞれ個別に契約を結ぶことで家賃滞納を防ぐ

・連帯保証人も個別
⇒退去した人物がいても家賃滞納を防ぐことができる

・定期借家契約にする
⇒賃貸物件は普通借家契約が多いのですが、これを定期借家契約にする(入居者に問題がある場合にオーナー側から更新を拒絶することができる)


上記以外にもたくさんありますが、この3つを条件に加えればトラブルも少なくなるのではないでしょうか。
そして建物の全ての部屋を「ルームシェア可能」にするのではなく、まずは1部屋を「ルームシェア可能」にして、それで問題がなければ2部屋と順々に増やしていくのが良いでしょう。



不動産オーナーや物件管理会社が少し古くなった物件を「ルームシェア可能」にすることで空き家問題や空室対策も良い方向に進むと思います。もちろんこれだけで全てが解決というわけではありませんが、このような事を繰り返しやっていくうちに正解が見え始めてくるような気がします。

ルームシェアしたい入居者も空き家や空室で悩んでいる不動産オーナーもお互いにメリットがあるはずです。
何かあればお気軽にご連絡ください。



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